子宮筋腫について、前回書いたのですが、今回は日本で検診を受けたときのことを詳しく書きたいと思います。
私は健康診断後に、4つもの病院へ行きました。
なぜこんなにたくさんの病院へ行くの?と思いますよね。その経緯もお話ししたいと思います。まず、はじめに健康診断で子宮筋腫か卵巣の病気かもと言われ、わりと家から近い、さほど大きくない総合病院に行きました。選んだ理由は、以前にも何度か内科でお世話になっていたからです。でも、それは無駄足でした。難しい顔をした先生が放った言葉は「専門の病院に行かないとわからないよ。癌かもしれないし、とりあえずMRI受けたら?」でした。
えーーーー。
「あの・・・子宮筋腫なのでしょうか?」
「わからない・・・」
ここ産婦人科病棟ですよね?冷静に考えたらあり得ない話なのですが、パニックだった私は、言われるがままにMRIを受けることとなったのです。後から考えたら、いやいやここ専門病院やん。と突っ込むところだったのですが、そんな心の余裕は全くありませんでした。そして、結果が出るのは2週間先とのこと。毎晩眠れない日が続き、ついに待ちきれなくなった私は、インターネットで調べて評判が良かった産婦人科クリニックを予約しました。
もうこの時の私は大変な病気になったのだと思い込んでいたので、気が気じゃありませんでした。数分の待ち時間も、とても長く感じ座っているのも苦痛でした。
で次の病院へ、今度の先生は優しそうです。健康診断からの流れを説明し、内診・・今度はすぐに「あー。大きな子宮筋腫だね」との一言、モニターを見ながら丁寧に説明してくれます。大きな子宮筋腫という全然よくない結果なのですが、この時の私は、心から安堵していました。
でも、今後の治療も含めて一度、大きな病院に行くようにとのこと・・・。診断書はいただいたのですが、ネットワークは特になしとのことで、また自分で病院探しをしなければいけなくなってしまいました。
どうしましょう。ということで、またまたインターネットでたくさんの体験談や病院を検索、某大学病院が集中している地域で評判のいい病院をみつけました。なぜ、そこを選んだかというと通常、筋腫の手術をする前に筋腫を小さくする効果と手術中に出血量を減らすために、まずは生理を止める薬を数カ月服用するか、注射を使用する病院が多いらしいのですが、その病院では、薬の服用はなしで、手術をしてくれると情報があったからでした。
(またこの処置により、開腹手術か腹腔鏡手術ができるのか変わる可能性があるのです。※手術方法はほかにもあります。あくまでも、私に必要な手術方法です。)
でまたまた、診察・・内診なし「うーん。取ったほうがいいだろうけど、どうだろうね・・あなた年齢が高いから、先に子供作るかできなかったら、不妊治療受けたほうがいいじゃない。手術したいのであれば、できるけど」とのこと。。翌月からドイツ行きが決まっていたこともあり、その足で今度は大学病院へ行きました。結果、やはり子作りを先にトライしたほうがいいと言われてしまいました。また、うちで手術するなら半年は生理を止めて、手術は1年後くらいになる可能性もあるとのこと、あなたの子宮筋腫は大きくないです。???今度はまたまた、違う結果でした。
まあ、ともあれこうして、無事にドイツへ出発することはできたのですが、なぜこんなにも、病院によって対応が違うのか、その後日本に帰国し検査した時は「この大きさなら手術必要ないよ」と言われたのにも関わらず、5カ月後にドイツで検査したときは、一番はじめにみつかったときの大きさと一致していました。ですので、もしも今、子宮筋腫で悩まれている方がいらっしゃいましたら、冷静に情報を集めてから行動し、恥ずかしがらずにまわりの友達や家族に、相談し慎重に病院を選ばれることをお勧めします。きっと皆さんは私のような慌て者ではないので、大丈夫だと思いますが、こんな人もいるんだ程度に読んでいただけたらありがたいです。
とても、長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。