家の姑は、私のドイツ語をマネしてきます。
たぶん、発音がおかしいのだろうけど。なので私は姑の前でドイツ語を話したくありません。会えば、「早くドイツ語話しなさい」とかドイツ語に対しての嫌味タラたら・・
それに反して、義弟や他のドイツ人は私がドイツ語を話すとすごい褒めてくれます。私は褒められて伸びるタイプなので、こんなところからも、姑との溝は深まるばかりです。
ある日また、姑が執拗に私の言語を馬鹿にしたとき、夫が
「何度も言ったら全然笑えないから」とぶち切れモードで言ったことがありました。シュンとする姑・・それでも、懲りないことでしょう。
なんだろう。いい人のときと、本当にムカつくときにすごい分かれます。面白いときもあるけど、基本的にはきっと、思ったことをそのまま口にしてしまうタイプなんだろうと思います。それが、相手を不快にさせても気にしない。
夫は最初の頃はけっこう、言い返してくれていたけど、最近は義母が私に何か言っても一度は見逃す感じです。でも、何度も何度も言ってくる彼女に、二度目あたりから、すっごいキレます。そして、またショボン。でも懲りない。
しかしながら、この姑、ちょっとお茶目なところもあり。一緒に買い物に行ったときに同じ色の車に近寄って行って、開けようとしたり(笑)
それにしても、家の夫のハートはすごい強いと思う。姑の怒りっプリに少しも動じない。ふーん。という感じで、全く気にする様子もないです。何十年も親子だとそんなものでしょうか?
ドイツ人家族といえば、近くに住んでいれば1週間に1回は一緒に食事をしたりと、家族との関係を大事にします。私たちは義実家から離れて生活していたときも、近くにいたときも、2カ月に一度くらいしか会っていなかったけど(笑)
私たちが行かないので、「いつくるの?」「私が行くわ」と電話の嵐。
それでも、私が行きたくなくて渋っているので夫も、いろいろ理由をつけて断ったりしています。だって、行ってもみんなドイツ語でペラペラ話していて、ポツンと私は座ったまま、大仏様のように無になって、だんだんこれが、得意になって座ったとたんに自分の世界に入ります。ハワイにいる自分を想像したり。
ある日、同じドイツ人と結婚している知人と話していたら、全く同じで彼女も義両親に会った途端に、無になって違う世界に行っているという話で爆笑したことがありました。自分だけではないんだなと思うと結構、心強かったです。
日本人同士でも、嫁姑問題は難しいのに、国際結婚となると更にイライラが止まらないです。ドイツ人と結婚している知人と話して盛り上がることもあって、そこはやはり日本もドイツも同じで、嫁姑問題を抱えている家と何の問題もないという人もいたりです。
でも、この嫁姑問題は、日本にいる日本人の友達と話していても面白いです。複数の友人の義母の話を聞いていると最早、武勇伝なみです。
家族の問題は難しいですが、そんなイライラの中でもきっと、学ぶことがあるから、今私にはこの家族が与えられているのだろうかと、前向きに考えることにしたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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