家の夫は、姑さんに顔が似ている。
顔だけではなくて、性格も似ている。
性格は、元々のDNAの問題なのか、性格なのか、またはそう育てられたからかはわからない。
で、言うことがコロコロ変わるところも同じ。
ドイツ人食の夫は、食べ物にうるさい。
焼き方とか、何を入れろとか、本物の姑よりもうるさい。
それで、先日、また喧嘩になった。肉の焼き方からはじまり、ついには食文化の違いにまで話は及んだ。
夫が言うには、結婚してから太って便秘で大変だという。
でも、私は知っている。
いやいや、あんた、ご飯の後に、食べてるからさ。
トーストとか、私が自分のお昼に取っておいた残り物とかさ、チョコレートとか。
ビールなんて1日に4本は飲んでるし!
で、もう週末以外は食事の準備をしなくていいという。
え?でも、それなら、家庭的でない私にとってはパラダイスだ。
毎日、何を作るかも考えなくていいし、好きな物を好きなときに食べればいいだけ。
お腹が空いたら自分で適当に、買うと言う。
でも、そう言っても、すぐに変わって、食べ始めるので、そうするとまたスーパーに行かないといけないから、文章にして、署名してもらった。
もしも破ったら、50€払ってくれるらしい。
それも書面に入っている。
翌日、言い過ぎたと思ったのか、美味しいパンを買って来てくれた。
そして、2日後、自分にと思って、餡子入りのケーキを作っておいたら、
「あ!ケーキだ!!ケーキ作ってくれたの?」
とめっちゃ、はしゃいでる声がした。
そして、3日後にはスーパーに行く時間がなかったと、何か出して欲しいとのことで、冷凍しておいたボロネーゼを出し、
そして、4日目には、私が翌日の仕事前に食べようと買っておいたバゲットが3分の1しか残っていなかった。
ほらね!あんたね!自分のお手てで、自分のお口に運んでるのよ!
と思ったのでした。
それでは!ciao!