
今日は久しぶりのドイツ語です。
ドイツ語でentlassen・hinauswerfen・rausschmeißenの違いはなんでしょうか?
というのをまとめてみました。
entlassen: 「人事部からデスクに、正式な解雇書類がそっと置かれる」
hinauswerfen: 「セキュリティに腕を掴まれて、会社の外へ連れ出される」
rausschmeißen: 「怒鳴られながら、荷物と一緒に窓から放り投げられる」
① rausschmeißen(日常会話でカジュアルに)首にする・追い出す・つまみ出す
例文:
Ich habe gestern meinen Ex-Freund aus der Wohnung rausgeschmissen.
「昨日、元カレを家から叩き出したんだ。」
Ich bin rausgeschmissen worden!
(クビになっちゃったんだよ!)
② hinauswerfen(ニュースや小説で客観的に)書き言葉が多い。
例文: "Der Schiedsrichter hat den Spieler nach dem Foul aus dem Spiel hinausgeworfen.
「審判はファウルの後、その選手を試合から退場させた(追い出した)。」
※ニュースのスポーツ速報などで使われる、客観的で正しい表現です。
③ entlassen(ビジネスや公の場でフォーマルに)
例文
Aufgrund der Krise musste das Unternehmen 500 Mitarbeiter entlassen.
「危機の影響により、その企業は500人の従業員を解雇せねばならなかった。」
感情を交えず、経済的な理由や手続きとして「解雇した」というビジネスの定番フレーズです。
もっとわかりやすくファンタジーを作ってみました。
場面:ある日、同僚のマックスが会社をクビになった……
同僚のAさん(噂好き):「聞いた?マックス、昨日社長と大喧嘩してさ。
"Du bist rausgeschmissen!"(お前はクビだ!)って怒鳴られて、私物をゴミ袋に詰め込まれて追い出されたらしいよ!」
同僚のBさん(冷静):「あぁ、今日の社内ニュースにも載ってたね。
法的なトラブルを起こして"aus der Firma hinausgeworfen"(会社から排除された)って書いてあった。」
人事部長(冷徹):「コホン……。社内規定に基づき、彼は本日付で正式に"entlassen"(解雇)となりました。皆さん、業務に戻ってください。」
実は rausschmeißen は、人を追い出す時だけでなく、「お金」に対してもよく使われます。
定番フレーズ: "Geld zum Fenster rausschmeißen
"直訳: 窓からお金を外に投げ捨てる意味: お金をドブに捨てる、大金を無駄遣いする
追い出す、首にする、つまみ出すなど。
映画やドラマを見ていてもわりと見かけます。
でもこれだけじゃなく、さらにkündigenも解雇という意味があります。
この言葉はドイツ語を習うとはじめのほうに出てきますね。
契約を解除したいときにも使えます。
Ich möchte meinen Vertrag kündigen.
kündigen 以外の3つの単語(rausschmeißen, entlassen, hinauswerfen)は
すべて「会社から追い出される(クビ・解雇)」という一方通行の意味しかありません。
自分が自分の意思で会社を辞めるときは、100% kündigen(Ich habe gekündigt)を使います。
| 単語 |
誰がやめる? |
丁寧さ(シーン) |
リアルなニュアンス |
| rausschmeißen |
会社都合(クビ) |
カジュアル(日常会話・愚痴) |
「最悪だ!理不尽に叩き出された!」という怒りやショック。 |
| kündigen |
自分 / 会社の双方 |
標準的(口語・文語・書類) |
「契約を解除する」という淡々とした事実。書類のタイトルはこれ一択。 |
| entlassen |
会社都合(解雇) |
フォーマル(ビジネス・経済ニュース) |
「人員削減」や「会社都合の解雇」。大人のビジネスの響き。 |
| hinauswerfen |
会社都合(クビ) |
標準的(ニュース・小説) |
rausschmeißen を丁寧にした表現。「つまみ出す」「排除する」。 |
とのことでそれでは!Tschüss

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