※今回からは、入院編ですので若干、グロイ表現がありますので、苦手な方はスルーしてください。
さてさて、とのことで、病室へ来てからしばらく、どんな様子かもわからなくて、でも
なんだか、いろいろな管が繋がれていて、血が入った袋もぶら下がっている。
これは私の血?ちょっと焦りながらも、なんだか恐ろしくなってきました。
知らない人しかいない。外国で一人、病室で横たわっている私・・・。
私の妄想では、目覚めると手を握ってくれている夫だったのですが、いないじゃん!!
どういうこと?
そして、この年はヨーロッパでも稀なほどの猛暑であり、連日ニュースになるほどでした。よりによって・・・。
特に麻酔で何かあったと言うことはなく、看護師さんが入ってきて
「どう?」
と言う感じ。
この病院の英語可は、手術ではということらしく、病棟では若い新入り看護師さん2名だけは英語通じましたが、後の看護師さんはドイツ語でした。
何か用があっても、ドイツ語の看護師さんだと、伝わらない。
この頃の私はドイツ語はさっぱりでしたので、何言っているか全然わからない(笑)
そうこうしているうちに、夫が登場しました。
まじ、おっそ!何してたの?
またドイツ時間か?
と一瞬イラっとしましたが、スマホにつけると扇風機になるアイテムと(これには命を救われました)病院のWi-Fiを払ってきたらしく、パスワードを貰い、動画が見らえるようにイヤホンも!満足なかなかやるじゃん。
すると夫が何やら用紙に記入しだしました。
どうやら、食事のメニューを自分で決めるらしいです。
選べるのは昼食のみ。
どっちがいい?とのことで、聞いてきましたが、私はそれどころじゃなくて、夫が勝手に記入した用紙を看護師さんに渡して、何をするのかと思ったら布団をめくって私の体をチェックしている・・。このー!叩きたいけど、手が動かない!
このころには、若干、痛みとは違う違和感で私は全く動けず。
されるがままでした!!
そこで夫が
「母が、来るかって言っているけど。来てもらう?」
と聞いてきました。
それ答え要る?
そして、何やら運ばれてきました。
ビスコとお茶。
く・く・食えるか!!
お茶は少しだけ口をつけましたが、もうこの日は、この後すぐに、眠りにつきました。
水はペットボトルで何本か枕元に置かれていました。
そして夜中、目が覚めて、お腹が痛い。
すっごい張っていて、ガスがたまっている感じ・・・とにかく、苦しくて苦しくて水に手を伸ばすのですが、取れない位置にあるではないか!
声が出なくて、「うー」と気が付かないうちに、唸っていたようで、隣の女性が慌てて水を取ってくれました。めっちゃ、天使!!本当にありがとうございました。
同室の女性はさぞかし、恐ろしかったことでしょう。
隣で唸られて、軽くホラーですよね。
そして、なんとか、看護師さんにお腹が痛いと訴えて!(スマホ繋がっていてよかった。)
ドイツ語でお腹が痛いです。薬をください。
とかなり、片言だけど頑張って伝えたところ、薬をもらえました。
ただ、私が言ったのが下記だったので、意味がそうではなかったかも・・・
「Ich habe Bauchschmerzen」
脂汗をかきながらも、薬を飲んだのですが、全然利かなかった。
苦しさの中で私はひたすら
絶対あれだ!!昨夜の満腹ディナーのせいだ!!
旦那のやつ!!だから言ったのに!!
とまたもや、いない夫を思い出してイライラしながら、気が付いたら痛み疲れで眠っていました。
とのことで、次回へ続く・・・