日本ではないチップ制度はドイツにもあります。しかしドイツはアメリカほどのチップ文化ではありません。
今日は先日、ドイツのレストランでおきたちょっとした面白体験を書いてみたいと思います。まずは余談からですが
行きつけのレストランである日、私はEnte 鴨肉を注文しました。日本ではみることないくらいの大きなお肉を堪能したのですが、
料理どうだった?とシェフに聞かれた私は、とても美味しかったありがとう。と答えたのですが、
そのあと彼が
Ente ist gut. alles gut.
と言ってみんなが大笑いしたのです。しかしドイツ語を聞き取るのに必死な私は全然理解できず・・・とりあえず笑ってやり過ごしたのですが、のちに夫に解説してもらったら
Ente と Ende を掛けてるんだよ。鴨が良ければ全て良しと、終わりよければすべて良しと似ているでしょ?とのこと。その場で本気で笑えなかったのが無念。いわゆる、オヤジギャグでした!
※ die Ente (鴨・鴨肉) das Ende(終わり)
とそんな愉快なシェフですが、ある日すっとシェフが歩いてきて店員に注意していたことがあるのですが
夫訳
シェフ:「君はカードで払うお客さんにチップはいくら?と聞いているよね?」
店員A: 「はい」
シェフ:「それはドイツではよくないよ」
店員B:「そうだね。ここはアメリカではないから」
シェフ:「その言い方だと、チップを払いなさいと強要することになるよ」
注意されてた店員はドイツ人ではなくEUの他の国からでした。このようにドイツのレストランではチップは絶対ではなく、サービスが悪いと思えば払わないし、人によって払う金額も違います。
チップはドイツ語で das Trinkgeld です。
食事をして1€くらいしか払わない人もいれば、5€くらい払う人もいるし、全く払わない人もいます。それは様々ですが一般的に会計の10%くらいと言われているようです。せっかくドイツ旅行に来たのならば気持ちよく終えたいし、気持ち渡したほうがいいかなと私は思います。
ドイツではレストランで働いて得たチップは税金対象にはならないのだとか。
※ドイツ人はカードで払うときにチップ込みで〇〇€でという人と、チップはポケットに入っている小銭をどんっとテーブルに置いたりと、チップのみを現金で払う人もいます。
それはまた!Bis dann!